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イミオ

フットサル・サッカーブランド「SFIDA」の運営

インタビュー

事業についてお聞かせください

事業内容はフットボール関連事業とライフスタイル関連事業の二つを柱として行っています。

フットボール関連事業では、サッカーボール・フットサルボールの企画・製造をメインに行っております。ボールはパキスタンからの輸入で、自社ブランド「SFIDA Sports」はフットサルを軸にスポーツショップ・施設向けのスポーツラインと、インテリア・ファッション系ショップ向けのカジュアルラインを展開しています。他社とのコラボレーションにも積極的に取り組んでおります。先日も某人気HIPHOPグループのオリジナルボールの依頼がありまして製作いたしました。またライフスタイル関連事業は、インテリア・雑貨の卸販売を行っております。イタリアの家具ブランド「MAGIS」の東京オフィスを運営し、東日本におけるショップ・コントラクト営業も担当しております。MAGIS社は1976年にイタリアで設立された家具・家庭用品メーカーで、弊社で使用している家具もMAGISのものです。

前職

この会社を立ち上げた当時は大学生でした。起業する前の約半年間、現在モバゲーなどを運営しているベンチャー企業・株式会社ディー・エヌ・エーで社長のカバン持ちを行い、その後モバイルの新規事業の立ち上げを行っていました。

独立を決意した経緯

大学4年生の時にコンサルティングファームに内定を頂いていたのですが、ちょっとした関係で、株式会社ディー・エヌ・エーの社長の付き人になることになりました。社長の南場さんは外資系のコンサルティングファームで働いている経歴をお持ちでして「コンサルに行くならベンチャーで新規事業を沢山経験した方が勉強になる」とおっしゃっていました。それでカバン持ちから正社員になり、新規事業の立ち上げをやらせて頂く事になったんです。
仕事は毎日やりがいがあって、立ち上げた事業も成功し、利益も入ってくるようになりました。ただ、そんな中でも、それは画面の中での出来事といいますか…一生続けていく仕事としてのリアル感が無いなと感じました。自分の中でこの仕事は卒業して他のもっと“ど”リアルな仕事をした方が何か自分の本質に合っているなと感じたんです。それで「モノづくり」「モノ売り」に目をつけ、どうせやるなら海外の人達と一緒に仕事がしたいと思って『有限会社グローバルトレーディング』という輸入会社を一人で立ち上げました。

(最初はどのような事業を行っていたのでしょうか)

最初の半年くらいは東ヨーロッパを中心に、海外を見て周り、ビジネスにつながるものを模索しました。資金も少なかったですし、先輩の会社の手伝いをしたりといろいろなことをしながら色んなものを仕入れて売りました。その中で、出会ったのがパキスタンで世界の70%が生産されるサッカーボール。現地で、貧しさから子供が労働に従事している問題があるということを知り、幼少期からサッカーをして育った自分は強いショックを受けました。そして、児童労働のないサッカーボールを製造することに使命を感じました。

2005年12月には、最初のサッカーボール1000個の輸入を実現させ、ボールに、現地での児童労働がないことを証明する「フェアトレード」のラベルを入れました。

最初は思っていたよりも売れませんでした(笑)。その後、品質・価格・デザインの改善にも取り組み、第二弾「SMILEボール」は、スポーツショップだけでなく、有名百貨店やインテリアショップでも取り扱われるようになりました。現在は、フットサル分野に注目して、商品ラインナップや他社とのコレボレーションを強化しております。

ワークポリシー

何事も前向きに楽しくやるということと、一緒に仕事をしているスタッフを家族のように大切にする事ですね。何事も楽しくなければ意味がないと思いますし、スタッフにもずっと楽しく仕事をしてもらえるようにしています。あとはなるべく目の前の細かい売上だけでなく、将来の大きな目標やビジョンを持ち、たとえそれが明確なものでなくてもなるべく大きい気持ちと夢を持ってやっていくようにしています。 人生一回、でかいことを実現させるぞと。

お客様に対して・・・

営業スタッフに常に言っている事は、お客様とWIN-WINの関係になるように!ということです。弊社のお客様自身は小売店や卸売業者なので、その先にいる消費者の事を考えて物作りをしたり売り方を考えていき、長期的なお付き合いができることを大事にしています。一回売ったらそれで終わりというのは少なく、長期的にお取引してもらえるようにしております。お互いが切磋琢磨して成長していけるような関係を心がけていますね。

立地や事務所のお気に入り

神宮前という住所にはこだわっていたんですね。ブランディングはイメージが大事ですし、アクセスもいいのでこの場所を選びました。本道から一本入っていますので、夜もうるさくなくて隠れ家的に静かに仕事ができます。あと、もともとここに入っていたアクセサリーブランドが5年目くらいで大きくなって、現在人気ブランドになっているということも、縁起がいいと思っています(笑)

内装はシンプルなデザインが好きで色も白で統一しています。でも白は汚れが目立つのでこまめに掃除しないといけないんですよね(笑)

起業の苦労ややりがい

良かった事は自分が成長できていると感じたり、仲間が集まってきてくれている事ですね。自分が好きだと思える人が周りに沢山いて一緒に大きくなろうと会社のことを考えられるのがいいですね。やっぱり最初は一人でしたからこのように仲間が増えていき、家族のような付き合いが出来ていけるのが良かったと思いますね。苦労した事はいっぱいあります。最初にサッカーボールを輸入した時は、倉庫を借りる資金もなかったので、部屋の7割がサッカーボールで埋まってしまいました(笑)

悩み事・・・

お金はいつも足りないです(笑)。利益が出るとすぐに人材や新規事業に投資してしまうので。最近はきちんと資金繰り計画を考えてやっている人を見習わないといけないなと思います。立ち上げ当時はそういう事を考えるよりもやりたいと言うエネルギーや勢いだけで何とかなってしまっていたので、売上が伸びてきた今は「経営者」にならないといけないと感じています。営業や企画といった事はスタッフがどんどん成長して学んでくれていますので、数字を見て、法律を勉強して、色んな外部の人を巻き込んで、会社を育てていく事が今の自分の役割だと思っています。

10年後

10年後はワールドカップのボールくらい作ってみたいですね(笑)せめてフットサルボールの市場ではシェアナンバー1を取りたいですね。フットサルについてはまだ新興事業なので、そこでしっかりお客様を増やしてシェアを築いて行きたいです。さらにそこからサッカー市場であったり、スポーツ施設運営市場であったりと幅を広げて行きます!!

(大手企業にどう対抗していくのでしょうか)

まずは分野を絞って、自分たちのお客様の心をきっちり掴みたいですね。地道な商品開発・プロモーション・フォローアップを通じてファン作りお客様作りをしていき、大手に負けないブランドを作ります。

座右の銘

「一歩二歩、また一歩、天に至る」という言葉を祖父が書いてくれて家に飾ってあります。「モノづくり」「モノ売り」というのは今もてはやされているITなどに比べると、すごい地味な仕事で利益率も低く、顧客も少しずつ増やしていく業界です。例えば自分と歳の近いベンチャーの人達を見ていると、すごいスピードで成長し、非常に高い利益率を出したりしているのでうらやましくも感じます。ただその中でどっちが自分のやりたい事なのかを考えると、やっぱり「一歩二歩、また一歩」進んで100年以上続く会社を作りたいと思います。社員を大事にしていって一緒に少しずつきちんと成長させていきたいと思っています。あとは会社を立ち上げる時から「力愛不二」と言う言葉が座右の銘ですね。少林寺拳法の言葉なのですが、これは“力だけでもダメであり愛だけでもダメで、力と愛が両立した時にはじめて偉大なものを作り上げる”という意味でして、会社において利益だけでもダメで理念だけでもダメであり、利益と理念を両立させてはじめて事業が成立すると思っています。

趣味・嗜好

最近はドライブやゴルフなど外に出て遊ぶことが多いですね。
今までは趣味といえばほぼ「大勢で飲む」ことだったんです。なので、反動で最近はお酒を飲まないでも楽しめることをしています。サッカーは子供の頃から好きなんですが、最近ゴルフをやってみたら面白くてハマってしまいましたね(笑)

ベンチャーレポート読者へひとこと

フットサルやサッカーの好きな方はどんどんうちの会社に絡んでください!サッカーやフットサルが好きな人と一緒に仕事できたら面白いですし幸せですので協力しあっていきたいと思っています。

これから起業する方へのメッセージ

僕の場合は何も考えず勢いで起業しました。何も考えないでバカになってやってみる事が大事だと思います。ただ自分の後輩で起業したいという人がいる時、自分はすすめないようにしていますね。というのも、起業というのは責任がすごいかかってくる事なんですね。社員のやりたい事や社会的責任に対して。だからそんなに甘い考えで始めていいものではない。で、自分にそう言われて引いてしまうような気概であれば、最初からそれは辞めた方がいいと思いますから。自分の経験から言うと、自らイバラの道に進んでいく感覚なのですごく成長できます。そういう事を“厳しいけど楽しめる”と思える人であれば大丈夫だと思います。

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