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ヒューモニー

グリーティングカード、慶弔関連ギフトサービス。

インタビュー

事業についてお聞かせください

2002年 民間で初めてネット電報ベリーカードの運営を開始しました。

従来のNTT殿の電報と同様全国対応で、約4割安いコストを実現しました。 なぜ安く提供できるかというと、独自の物流ルートを持っているため、配送費を抑えられます。また子会社に委託せず、当社が直接対応していることや電話受付のオペレーターなどがいないため、その経費も抑えられます。電報受付もその時々に対応するのではなく、1日に2回締めの時間を設定し、一気に配送するので、効率もよく、コストも抑えることができるのです。

前職

ビール会社で営業をしておりました。その時にお客様への電報を打っていて、もう少しコストが安くならないか?と疑問を持ち興味を持ったのが、この事業を立ち上げるきっかけになりました。ただ電報についてはNTT殿が独占で、国の予算もあったため、一般企業が簡単に参入できる事業ではなかったのです。その後大企業の福利厚生関連の部署に在籍しておりましたが、郵政民営化という動きが具体的になったため、電報についても規制が緩和する可能性があると思いました。

独立を決意した経緯

若い時から独立意識は高く、電報についてはもし参入できれば将来的な可能性はあると思いました。NTT殿は昔からのつながりで、固定費、 配送業者、代理店になる第2、第3の通信業者、オペレーターなどコストがかかる体制になっております。 その仕組みをWebをうまく利用し、コスト削減できれば、NTT殿より安く提供できると思いました。ただ相手が国であり、規制があるため、それを乗り越えることが不可欠でした。そのタイミングが大事だったので、結局独立したのは38歳と遅くなってしまいました。ただ郵政民営化、規制緩和の動きが具体化したことにより、参入できる可能性ができたことと、やるなら誰よりも早く参入したほうがビジネスを独占できると思い、決意しました。

ワークポリシー

プライドとセンスですね。プライドとは今までの自分の人生において、どんなことでも勝つことにこだわってきました。いわゆる“勝ちぐせ”をつけてきました。

“勝つこと=負けず嫌い”であり、あきらめないことだと思っております。なので、ビジネスにおいてもやるからには勝たないと意味がないと思っております。勝つことにこだわると言うよりは、勝つまであきらめないということですね(笑)センスについては人を喜ばせる、人を気持ちよくさせることができるセンスがあるかどうかということです。売上や利益を先に考えてしまうと、どうしてもビジネスが偏り、“お客様のために”という本質が見えなくなってしまいます。

また売上や利益に縛られるので、やりたいこともできなくなってしまう。他の成功している経営者も言っていることですが、“お金は後からついてくるものだと思え”と言うとおり、奉仕の精神でビジネスを捕らえることが非常に大事だと思っております。

立地や事務所のお気に入り

当社は大阪に本店を置き、東京にも拠点があります。大阪については、オフィス街には緑があまりありません。唯一緑が多いところが現在の西区になるので選びました。やはり緑という自然があるだけで人間は癒されると感じます。

銀座については最初は東京の1等地であることはあまり意識していなかったのですが、東京の拠点を立ち上げる4年前に仕事の関係で集客をしたことがあり、その時のお客様のセレブな雰囲気が気に入り(笑)銀座にしました。

起業の苦労ややりがい

良かったことは、NTT殿や郵政など国がやっていたことに対して、我々1企業がチャレンジし、それを実現できたことですね。それが社員のプライドになっていることです。

また電報という人と人を結ぶ非常に意義のある仕事なので、当社で働く社員、家族に対しても意義があり、誇れる仕事であることです。

苦労したことは沢山ありますが、やはり1番は創業時の資金繰りと物流網の構築ですね。特に物流網の構築は本当に苦労しました。 日本全国47都道府県をまわりました。当然ですが、交渉も大変で実績もなく、それも巨人であるNTT殿を相手にするわけですから 良い返事をもらえるわけがありません。それを一社一社電報におけるデータを見せながら、将来性があることをアピールし、説得してまわりました。当社の自信の1つは、まさにこの物流網です。これは他社が真似できないと自負しております。

悩み事・・・

電報や手紙などアナログ文化をどのように進化させていくのか?デジタルとの融合やシナジーを常に考えています。

電報のコンテンツをどのように増やしていくか?今よりも早く、安く届けるためにはどうすればいいかなど考えることは沢山あります。

10年後

おそらく10年後にはこのままいけば当社は電報において300~400万通を扱っていると思います。そうなるとNTT殿とも向き合える関係になり、さらに規制が緩和され一般信書が扱える様になった場合、当社はNTT殿と郵政の双方の業務をもつ新しい企業になる可能性をもっております。

座右の銘

“流れる水は濁らない”ですね。

やはり止まっていては何も変化が起きないばかりか、澱んでしまいます。保守的にならずに、まずは行動です。 それは決して何も考えずに行動するのではなく、行動しながら考えるということです。

趣味・嗜好

映画鑑賞とゴルフです。

ゴルフは取り組みたかったのですが会社が軌道に乗るまでは手を出さないと決めていましたので2年前から始める事が出来ました。映画鑑賞については、映画が好きなのはもちろんですが、社員教育にも利用しております。映画は人生の色々なことを教えてくれます。それも文章や言葉ではなく、受け入れやすい画像で感動を与えてくれるものだと思っております。様々な映画があるので、自分の考えや想いを社員に伝える時に言葉だけでなく、その映画を見させることにより理解させるだけでなく、“感じさせる”ことを大事に思っております。

ベンチャーレポート読者へひとこと

会社と社員は社長より大きくなりません。社長になったからには大きなビジョンを持つべきです。これは社長に関わらず、グループ長、課長、部長など部下を持つすべての上長に言えることです。内心はどうであれ、豪快なライフスタイルをもって社員、部下たちに見せてください。そうすれば会社、そのグループは大きくなります。

これから起業する方へのメッセージ

まずは人に使われる経験は絶対にするべきです。最近ではよく学生からすぐに独立する方もいますが、その経験がないと、人を使えません。給料を払って雇うことは誰でもできますが、それは人を使うとは言いません。その人材を生かすということです。

また世の中には自分ではどうしょうもないことが存在することを知ることも大事です。これは使われて初めて実感することが多いからです。ただその経験をふまえて、社長になった時にそれを乗り越えてください。資金については自分のお金は使わないこと。これは自分がするビジネスにプロ意識を持つことで、周りの人間が出資したくなるようなビジネスモデルを考えることです。自分のお金を使ってしまうと、逆に緩慢に扱うか大事にしすぎて有意義な機会を逃してしまいます。人のお金を預かっているという意識こそ大事です。

独立の準備をしながらそのビジネスモデルを冷静に考えてください。

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