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オークファン

国内最大級のオークション一括検索サイトの運営

インタビュー

事業についてお聞かせください

国内最大級のオークション一括検索サイトを扱っておりまして、月間のページビューが4000万ほどで、ユーザーは130万人ほどいらっしゃいます。これは日本のオークションを利用している総人口が1000万人と言われていますので、そのうちの10%以上は抑えています。ヤフーオクションのアクティブユーザーの多数が弊社のサイトをご利用いただいております。ヤフーの井上社長やDNAの南場社長も弊社のサイトをご存知で、各オークション会社とは協業関係にあります。その他にはオークションに特化した会社なのですが、様々なオークションサイトに一括で取引できるオールインワンソリューションとしまして、こちらも国内最大の導入数となっております。また弊社関連会社で中古ブランド品のe-コマース事業を行っておりまして、こちらは年商10億弱の規模のものとなっております。これはもともと私が大学時代に始めたものになりますね。

前職

最初の4年は個人事業でやっていました。売上も一億円を超えてきたあたりで、税理士の方に会社の組織にした方がいいと言われ、今の会社を設立しました。

独立を決意した経緯

私は社会人経験がなかったのですが、当時2000年は第一次ネットバブルの崩壊と呼ばれておりまして、株価が底なしのように下がっていった時期でしたので、起業は厳しい環境でした。私の場合、起業するにあたって副業で楽しくお金を稼ぎたいなと思った時に、たまたま目を付けたのが当時話題になっておりましたオークションの分野だったのです。最初は自分の不要品や近所のフリーマーケットから買った商品を出品していましたが、段々と本気でやり込もうと思っていきました。司法試験をやるという名目で大学を2年間休業し、それから仕事にどっぷりのめり込みましたね。これがそもそものきっかけです。

(起業はお一人で行ったのですか。)

はい。最初の1年は私一人で行っておりました。当時メールも打てないような状態でしたが、パソコンの基礎の基礎から勉強しました。立ち上げながらもいろいろなことを学んでいきました。

ワークポリシー

分野を問わずにこれだけはNO.1と言えるものを持つことですね。NO.1の規模は問わないのですが、何しからで国内NO.1というものを持つことによって、非常に大きなプラスになります。とにかく会社、社長自身、社員であれ何か持つことが必要だと思いますね。

(お客様に対して大事にしていることはなんですか?)

経営においていかに優秀な人間を自分の周りに集めてくるかというところに注力しており幸いにも私の周りには自分より遥かに優れている人間が集まってくれました。

これはやはり得意分野でNO.1であり、これからも飛躍していけるのではないかという期待感を持っているためだと思います。それは優秀なチームを作る上で必要なことだと思います。

立地

実は会社分割をしたので、こちらには先週引越したばかりなんです。

オフィスが9階ということもあり、景色が良い点ですね。やはり景色が良いと、モチベーションもあがりますから。立地としてはインターネット関連の会社が多いということと、採用の面でも以前の場所より良いです。これが選んだ理由ですね。

起業の苦労ややりがい

良かった事は自覚が芽生えたという部分です。以前は個人事業でしたので、成長を要求されな分、ダラダラと現状維持か毎年プラス10%くらいの成長で止まってしまいます。しかし会社にしたことにより、まず出会う方々が違いますし、“もっと伸ばさないと”という自分の社会的責任感が出てきましたね。また苦労した事ですが、これはやはり沢山ありますね。私はよく人がいいと言われるのですが、従業員やコンサルタントの人間に騙されたりしたこともありました。それはチェックの甘さやメンバーを信用しすぎたりしてしまったために起こった事なのですが、難しいところですね。

悩み事・・・

ビジネスに大切なものは「人・物・情報・金」と言いますが、我々に今一番足りないのは「人」ですね。いい人間というのは求人媒体にさえ載らずにヘッドハントなどで人材会社がどんどん取っていくので、これからの弊社を引っ張っていってくれるような人材にいかに出会えるかが重要ですね。

10年後

アメリカのeBayという巨大なオークション会社がありまして、日本人にはあまり馴染みがないのですが、ヤフーより遥かに大きい会社です。彼らの世界戦略が非常に面白く、オークションというプラットフォームを持っていて、全世界約40ヶ国で展開を行っております。我々は実際、自らオークションのプラットフォームをやるわけではないのですが、色々なオークションサイトをつなぎ込んでユーザに分かりやすく提供し、将来的には 日本で出品したものがフランスで落札されたりということを目指し、それを築いたのが 弊社だと言われるようになりたいですね。

座右の銘

「一転突破・前面展開」というのは非常に好きな言葉ですね。ベンチャーというのは、多くのことは出来ないと思うんですね。例えば飲食ですと多角的展開が可能ですが、ベンチャーの場合はどの分野でいつ頭角を表すかというのが重要になりますし、何かの分野で突っ走って、市場から資金調達するなり、「最大手に対してこの分野ならあのベンチャーだ」と思わせることから始めることですね。そのうち自分の事業モデルが一つだと不安な部分もあるので、色々手を出したくなると思うのです。しかし私の好きなマイケル・デルも「何をやらないかを決める事が一番大事」だと言っており、やりたい事はたくさんでてくると思うのですが、何をやるかではなく、「何をやらないか」ということなんですよね。もちろんやってみることも大事だと思うのですが、いつやめるかといったことも大事になってくると思いますね。あともう1つ彼の言葉で好きなものがありまして「世界を席巻するモデルは得てしてシンプルである」という言葉です。難しいことをいう人が多いと思うのですが、この言葉も非常に参考になる言葉です。

趣味・嗜好

アジア旅行にハマっていますね。3日休みがあれば、台湾や韓国に行きます。国内へ行くより安いんですよね(笑)国内はだいたいの場所に行きましたね。旅行しながら本を読んでいると発想も浮かびますし、リフレッシュにもなるのでいいですね!!

ベンチャーレポート読者へひとこと

私が言いたいのは一円でも十円でも自分でお金を稼ぐ経験というのは絶対必要だと思います。例えば自分の要らなくなった物をオークションで売るということも凄く勉強になると思います。「これを売ったらこれだけ利益が出る」、「もっと売る為にはどうしたらいいのか」などというような考えが生まれてきますから。

たとえ月の利益が300円だろうと、いいと思うんです。そこでなぜ300円が生まれたのかということが大事だと思います。やはり形から入ることから始めてみるといいと思いますね。

これから起業する方へのメッセージ

会社を作って名刺を持っているだけで、まず世界が変わりますよと言いたいです。 例えばサラリーマンの名刺と2つあってもいいと思うんです。それを見ていると自分のアイデンティティの中に社長というものが組み込まれますので、物の見方も非常に変わってくるんです。まずはそれからでいいと思います。会社を作って名刺を持つくらいの費用だと登記の数十万円なので、それで自分の一生の価値観が変わるのであればいいのではないかと思います。名刺を作ったらそれを持って色々な交流会に行きまして「会社をやっています」と言うと、それが自分自身に刷り込まれていきますからね。

交流会といいますと、もっと社員を雇って規模を大きくしてからではないと恥ずかしいと私も思っておりましたが参加してみるとそんなことはないんです。名刺を作っていくことで自分自身も会社を経営しているので上手くプレゼンしようとか、他の経営者も何を考えているのかなど勉強にもなる点がたくさんあるんです。とにかく形から入るということが大事だと思います。

 

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